この記事をご覧になった方はズバリ転職をお考えでしょうか?
しかも現職自衛官もしくはすでに除隊された方かと思います。
私も3年ほど航空自衛隊に務めていましたが、このまま自衛官として自衛隊に身を置くことに将来の不安を感じ、思い立って転職を決意した経緯があります。
しかし最終学歴が高卒、就職に有利な資格など何ももっていない、持っているのは車の免許ぐらいの元自衛官の私が、なぜ大企業に転職成功したのか、理由をお話します。
元自衛官が大企業に転職できた理由
前述した通り、低学歴、資格なしの元自衛官ですが、そんな私が大企業に転職できたのは、
ズバリ面接時の面接官のハートを鷲掴みしたからです。
一体どういう事なのか?
それは元自衛官という肩書が少なくとも影響しています。
入社試験応募時の企業状況
私が転職において入社を希望したのは、大阪に本社を置く某製造業の大企業で、私の地元では年収が高いと有名の企業でした。
自衛隊を除隊し、転職活動を開始したのは2003年頃で、当時私の会社は収益がウナギ上りで黒字を連発しており、本来は新卒しかとらない所を人員不足のために中途採用者を募集していた形で、私はそれに応募しました。
履歴書の資格欄に書くことがほとんどない私でしたが無事に書類選考は通過し、次は筆記試験と面接でした。
入社試験に挑むために会社を訪れると…
スーツに身をつつみ、髪は自衛隊続きの短髪で、試験会場に入ったところ、ざっとみた感じ試験に挑む人数は40人程度。
筆記試験と面接はこの40人全員に行われ、後日に結果が知らされるとの事でした。
この時点では何人が採用されるかは公開されていませんでした。
面接の予行練習をして挑んだ
丁寧な言葉使いと煩くない程度の大きくハキハキとした喋り方は自衛隊在籍時に上官とのやり取りで叩き込まれましたので、知識はともかく受け答えにはそれなりに自信がありました。
しかし面接の作法とやらは無知でしたので予行演習を兼ねて書籍を購入して勉強しました。
1時間ぐらい笑
あとは企業のホームページを閲覧して、会社の基本方針や倫理などを頭に叩き込みました。
入社試験:筆記試験に挑む
筆記試験は数学と一般常識のような内容の試験の2種類でした。
数学の試験内容は中学生レベルでしたので、中学生までは数学が得意だった私にとっては余裕でしたが、一般常識は少し怪しかった記憶があります。
しかしこのレベルではふるいにかけられる人は少ないのではないかという印象で、勝負は面接にかかっていると感じました。
入社試験:面接に挑む(重要!!)

面接は5人1組で行われ、面接官も5名いらっしゃいました。
入室を促され、一人一人自己紹介するのですが、その時に私は自衛隊らしく、直立不動で気を付けをし、胸を張り、前方を直視し、煩くない程度の大きな声でハッキリと自己紹介をし、自己紹介が終わると自衛隊の室内用の敬礼である10度の敬礼を行い、顔を上げた瞬間にざっと目で面接官の反応を確認した所、口が「おぉっ」の口になっている面接官が何名かいらっしゃいました。
この時点で面接官のハートは掴んだのではないかと感じました。
色々な質問をされ、最後に意気込みを聞かれるのですが、そこで予め会社のホームページを確認して頭に叩き込んでおいた会社の方針に書かれている事を絡めて答えました。
会社側にコイツはうちの会社に興味をもって入社したいんだなと思わせるのが大事です。
こうして、面接は滞りなく終わりました。
採用の連絡をいただくが…?
翌日に電話がなり、採用を知らされました。
翌週から来てほしいので会社の説明をしたいから会社にきてくれと言われたので、翌日会社に向かった所…
バイクで向かっていたのですが途中で事故に遭い、膝を3針縫う怪我をしてしまいました汗
事故に遭った時にすぐに会社に連絡し、病院で処置が終わったらまた連絡をくれと言われ、処置が終わってからまた連絡しました。
採用されたのに怪我をしてしまっては採用取り消しになるのではと不安でしたが…
不幸中の幸いで面接官の心情を知る
これは事故後病院に処置が終わった後に面接官の方との電話でのやりとりです。
というわけで、
- 元自衛官としての受け答えと姿勢
- たった1時間の面接予習
- 企業情報のインプット
特にこの中でも自衛隊で培った受け答えと姿勢の良さが功を奏したと私は思います。
ちなみにこれは後から知りましたが、採用されたのは40人中、私含め2名でした。
面接で重要なのは「倫理」よりも「感情」
今回の面接で私が思った面接において重要な事は、いかに面接官の心を掴めるかです。
今回私が就職したのは製造業ですが、私が在学していた高校はIT系の学科でしたし、入社してから知りましたが実際に働いている方は工業系の学校を卒業している方が多かったです。
恐らく入社試験に挑んだ40名の中に工業系の学校を卒業している方もいると思います。
製造業に有効な資格を保有している人もいた事でしょう。
それでも私が採用されたのは面接官からの好印象を受けたからというのは先ほどの面接官との電話でのやりとりでもおわかりいただけたかと思います。
もちろん、面接官の心を掴むのは見た目も大事ですので、服装や髪型などの身だしなみも重要になってくるのは言うまでもありません。
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最後に
元自衛官だから転職に有利というのは極論であると思います。
しかし、「元自衛官らしさ」らしさを全面に出して面接に挑めば好印象である事は間違いないです。
今転職しようか悩んでいる自衛官の皆さんは、思い切って転職してみてはいかがでしょうか?
私は転職して年収もあがり、出会いもあって家庭もできました。
人生を変えるためには行動するしかありません。
頑張ってください!!
私が自衛隊やめてから女性関係まで改善した話はコチラ
