ワードプレスのテーマの1つである「JIN」にはHTMLタグ設定という便利なプラグインが実装されていますが、使用しているサーバーが「ConoHa WING」の場合このプラグインが使用できない場合があります。
こちらの件に関しては、JINのマニュアルを参照しても解決策が記載されていません。
この記事では、ワードプレスのテーマが「JIN」、サーバーが「ConoHa WING」の方へ向けて、HTMLタグ設定が使用できない場合の解決方法を紹介します。
HTMLタグ設定が使えない時の対処法
ブログで収益を上げたいと考えている方は、大体の方がまずはGoogleアドセンスの合格を目指すことかと思います。
Googleアドセンスを申請する際に、アドセンス申請用のコードをご自分のブログのタグ内に張り付けてくれと指示されます。
ワードプレスですと「外観→テーマ編集」から<head>を探して自分で貼りつけないといけませんが、使用しているテーマがJINですと、HTMLタグ設定というプラグインを使用すればコピー&ペースト、保存するだけで張り付けることができます。
HTMLタグ設定使用方法

こちらのHTMLタグ設定というボタンをクリックすると…

この画面が表示されます。
ここで、【head内】というボックスにコードをコピー&ペーストして、保存を押すだけで本来ならコードの貼り付けが完了するはずなんですが…
「閲覧できません」とエラーがでる

こういったエラーが表示されてしまってコードの貼り付けが完了しません。
自分ではコードを何もいじっていないのになぜ?どうして?となった方もいらっしゃるかと思います。私もそうでした。
これには、ConHa WINGのセキュリティが関係してるんです。
WAFの存在
ConoHa WINGにはWAF(ワフ)というセキュリティーが予め備わっています。
WAFはWeb Application Firewallの略で、Webアプリケーションの脆弱性を悪用したサイバー攻撃からWebサイトを保護するセキュリティ対策となります。
Webサーバーの一歩手前に設置して通信を解析・検査し、悪意のあるサイバー攻撃からWebサイトを保護し、不正ログインを防いでくれる機能となっております。
ワードプレス自体にはこういったセキュリティが備わっていないので別途セキュリティプラグインを導入したりしないといけませんが、使用しているサーバーがConoHa WINGの場合はこのWAFによってある程度のセキュリティ対策はされています。
しかしこのWAFが、コードの貼り付けを阻害してしまっているのです。
WAFを無効化する

ワードプレスのダッシュボードの下の方にある、ConoHa WINGタブからコントロールパネルをクリックして、ConoHa WINGにログインします。
WAFの設定はドメインごとに設定するので、WAFを無効化したいドメインを予め設定しておいてください。

左の背景が水色のタブから「サイト管理」をクリック
隣に表示される「サイトセキュリティ」をクリック
そうするとWAFというタブが表示されると思いますのでクリックしていただくと、利用設定があり「ON/OFF」が変更できます。
こちらの設定をOFFにした状態で、改めてHTMLタグ設定にてコードの貼り付けに挑戦してみてください。成功するはずです。
一時的とはいえ、サーバーのセキュリティが脆弱になってしまっているのでえ、貼り付けに成功したらすぐにWAF設定をまたONに戻しておきましょう。
WAFを無効化してもHTMLタグ設定が使えない場合
もし、WAFを無効化してもHTMLタグ設定を使用したコード貼り付けができない場合、セキュリティプラグインがコード貼り付けを阻害している可能性があります。
その場合、プラグインからセキュリティ関係のプラグインを一時的にOFFにしてからコードの貼り付けに挑戦してみてください。
最後に
いかがでしたでしょうか。
ブログ運営初心者の方はこういったエラーが表示されても対処法がわからない方もいると思い、今回記事にさせていただきました。
実際私も対処法がわかったのはブログを開設してから3週間後のことでした。
テーマ編集から直接head内にコードを張り付ける方法もあるのですが、実際私は最初そうしていましたが本当にできているのか不安でした。
少し画像が多くなってしまったので表示が重かったら申し訳ありません。
この記事がお役にたてれば幸いです。