米国の高配当ETFに手を出してみたいけどどれがいいんだろう?
と悩んでいる方いらっしゃいませんか?
SPYDは初心者投資家に優しいのにお得な高配当ETFとなっています。
初心者投資家がSPYDを選んだ理由
SPYDは米国の数ある高配当ETFの中の1つです。
正式名称は
「SPDR ポートフォリオS&P500高配当株式ETF」
となります。
なぜ私が数ある米国高配当ETFを選んだのか説明していきます。
そもそもETFとは?
Exchange Traded Fund の略で、日本語では「上場投資信託」といいます。
日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)、NYダウ等の指数に連動するように運用されている投資信託の一種ですが、証券会社に口座を開けば、株式同様手軽に売買できます。
1つの企業の株を購入する個別株投資に対して、複数の企業から構成され、1株買うだけで複数の企業に分散投資ができるのがETFの特徴です。
SPYDの特徴
米国の超優良企業を500社集めた「S&P500」のうち、配当利回りの高い上位80銘柄に均等割合(1銘柄1.25%程度)投資しています。
要するに1株買うだけで米国の高配当企業ベスト80に分散投資ができるわけです。
また、米国の有名な資産運用会社の1つである「ステートストリート」が運用しているETFなので安心感があります。
ステートストリートが保有している総資産が莫大なため、運用コストも年間で0.07%とかなり低く抑えられているのも特徴です。
しかし、いくら米国の高配当企業ベスト80を集めたからといって、その80社が常に配当を維持するとは限りません。
増配すればありがたいですが、企業業績によっては減配、更には無配になる可能性もあります。
そのため、SPYDでは1月と7月に定期的に構成銘柄の選定を行います。
なのでこのタイミングで成績の悪い企業は除外されるのでその点も安心です。
SPYDは安い!
数ある米国高配当ETFの中でもSPYDは設定されたのが2015年とまだ若いため、1株単価が他の高配当ETFに比べ割安なので初心者にも手が出しやすいです。
3月21現在
株価…22.33ドル/株
なので、為替で変動しますが例えば1ドル100円だとすれば2233円で1株買える計算になります。
これぐらいならお小遣いでも買えちゃうので、高配当ETFを経験してみたいって方にも買いやすいETFなのかなって思います。
SPYDは配当利回りが高い!
数ある米国高配当ETFの中でもSPYDは配当利回りが高いのも特徴です。
同じ米国高配当ETFで有名な「VIG]「HDV」と比較すると、
VIG…2.57%
HDV…4.76%
SPYD…7.10%
(3月20日現在)
と、SPYDが圧倒的でございます。
とはいえ、1株あたりの単価がこの3銘柄は全然違いますし、現在の暴落相場で配当利回りが高くなっているという面もありますので、株価が戻ればもう少しマイルドになるかと思います。
配当利回りについて
これは私も勘違いしていた事なのですが…
いただける配当金というのはSPYD自体が増配、減配しない限りは変わりません。
例えば、SPYDの配当利回りが5%だっとして、
1株30ドルの時に10株かったから配当金は300ドルの5%だから15ドルだね!
数か月後…
株価が上昇して1株50ドルになった!じゃあ配当金は500ドルの5%だから25ドルだね!!
違います!!
こちらのグラフをご覧ください。

これはこの1年のSPYDの推移なのですが、
上の折れ線グラフが株価
下の棒グラフが配当利回り
になります。
株価が下落した局面で配当利回りの棒グラフが伸びているのがわかります。
株価が変動してももらえる配当金に変化がないので相対的に配当利回りが高くなったり低くなったりするわけです。
株価暴落による減配リスク
SPYDの配当金の支払日が3月6月9月12月の3の倍数月となっています。
そして、SPYDの構成の入れ替えを行うのが1月と7月です。
この構成の入れ替えを前にして今回の○○ショックのような事態がおきて株価が暴落、企業業績も傾いたりすると、SPYDの構成銘柄の中でも配当金を減配する企業もでてきます。
そうなるとSPYD自体の配当金も減配してしまう可能性が高いです。
これはSPYDだけでなく他の高配当ETF銘柄でも同様です。
3月の配当金は減配はほぼありませんでしたが、銘柄入れ替えがある7月前の6月の配当は減配されている可能性が高いです。
最後に
コロナショックにより株価が暴落しており、現在は各種高配当ETFがかなり割安で購入できるチャンスになっているかと思います。
憧れの配当金生活を達成するために今の時期に高配当株を買い込んでいるかたもたくさんいることでしょう。
また、安いうちに購入しておいてまた株価が戻ったときに売却して利益をとるのもいいかと思います。
しかし、安いからといってハメを外しすぎないよう、投資はリスク許容度の範囲内で行うようにしましょう。