スマホの機種変更、最近ではネットだけで済んでしまいますが、大手キャリアを利用中の方は今でも店舗で機種変更する方もいらっしゃるかと思います。
特に、ご高齢の方などスマホ操作に疎い方などは店舗を利用される方が多いのではないでしょうか。
しかし、店舗では店舗スタッフの営業成績のために不要なオプションやアクセサリーを薦められる事が多々あります。
今回は、そんな店舗での「押し売り」の中でも私が経験した特に悪質だと感じた押し売りを紹介、そしてその押し売りに対して消費者契約法をもってその押し売りを無効にした方法を紹介します。
店舗での押し売りに注意!!
機種変更しにいっただけなのに、色々薦められて、はっきりと「NO!!」と言えますか?
店舗スタッフは営業のプロです。
言葉巧みにこちらの不安を煽り、必要性を強調し、押し売りしてきます。
NOといえず、しぶしぶ色々なオプションやアクセサリーをつけ、毎月の支払が高額になるケースもあります。
経緯
私は夫婦で1歳の子供一人を連れて夫婦二人とも機種変更をする為に近所のsoftbankショップを訪れました。
私はJ-phoneの時代から20年以上使っております。
今まで何度か機種変更をしてきましたが、機種変更以外に不要なオプションやアクセサリーを薦められる事もなかったので、大体30分程度で終わる印象でした。
今回は夫婦二人でしたので、長く見積もっても1時間程度で終わるだろうと考えていました。
とも伝えていました。
しかし、結局は2時間もかかりました。
押し売り例
プラン変更
softbankには大きくわけて「大容量プラン」と「段階式のプラン」があります。
大容量プランは50G使えますが毎月の支払が高額です。
段階式のプランは通信料が少なければ安く済みますが、多くなると大容量プランより高くなる可能性があります。
私達夫婦は外出先などWi-Fi環境がない場所でのゲームアプリやYouTubeなど通信量が増えるようなものは利用しないので、段階式のプランにしておりました。
しかし、機種変更する1か月ほど前に私は入院をしていて、その時に入院生活は暇なのでスマホで動画やゲームをしたりしてその月だけは通信費が高額になりました。
その事を話題にあげて、営業スタッフは大容量プランを薦めてきました。
一時的なものなので大容量プランは必要ないと説明しても、とりあえず大容量に変えておいて、必要ないと思ったら後から変更しましょうとしつこく薦めてきました。
時間がもったいないので渋々私は大容量プランに変更しました。
Yahoo!カードの契約無理強い
クレジットカードであるYahoo!カードの契約を夫婦そろって薦められました。
クレジットカードはメインで楽天カードを利用していてスーパーで買い物用にイオンカードを利用しているのでYahoo!カードをもっていても使うことはないので必要ないと、ここまでいっても
とまたしつこく契約を薦めてきました。
契約の際にはYahoo!アカウントが必要だと言われたので、アカウント忘れたから無理と答えると、「じゃあ新たにアカウント作りましょう」と言われ、私もはっきりとNO!!といえばよかったのですが、時間かかって子供もぐずりだしたのもあり、半ばどうでもよくなってきたので了承してしまいました。
一歳の子供がぐずってもお構いなし
上記で紹介した以外にも細々と色々と勧めてきましたが、子供が長時間待たされてぐずっているにも関わらずしつこいので、さすがに私も苛立ちを隠せずに少し強くいったらそれ以上薦めてくることはありませんでした。
もう自分の営業成績を伸ばすためなのか必死で、今までこんなに押し売りされる事はなかったのに、softbankの営業方針も随分変わったなと、印象が悪くなりました。
しかし、後日とあることが発覚し、印象が悪くなるどころの話ではありませんでした。
スマホ本体以外にも謎の分割支払い金24000円
機種変更が終わって翌月の利用請求書を見た際に、スマホ本体の分割支払い金以外に覚えのない分割支払い金がありました。その金額なんと
1000円×24か月=24000円×二人分
慌てて契約書を見直すと、アクセサリー代金で24000円分計上されていました。
確かに、機種変更の際に「充電器」と「SDカード」を営業スタッフが頼んでもいないのに「こちらもお付けしますね」といってもってきました。
さすがに無料ではないだろうと思いつつ、家電量販店で二つ合わせても5000円ぐらいで買えるし、ショップは割高とはいえまぁ10000円程度だろうと思っていたのですが…
まさかの夫婦二人で48000円の請求!!
ちゃんと確認しなかった私達にも落ち度はあるかもしれません。
しかし、断言できますが私達はこのアクセサリーの料金を店舗スタッフに一切説明されていません。
もし説明されていたら絶対に買わないですからね。
消費者契約法

すぐにショップに電話してやろうと思いましたが、怒りまかせに問い詰めたところで
と言われてしまっては言い返せません。
電話する前に色々調べると「消費者契約法」に辿り着きました。
その中に
重要事項について事実と異なる説明があった場合(不実告知)
契約の対象となる物やサービスの内容・品質・効果などの説明、価格や支払方法、その他重要な事項(契約内容)について、事実と違う説明をした場合。また、契約の対象となる物やサービスに関連しない事項について、生命、身体、財産その他重要な利益についての損害または危険を回避するための必要性について、事実ではないことを言った場合。参照:政府広報オンライン
とあります。
先ほども言いましたが私達はこのアクセサリーの価格を説明されていません。
これは上記の不実告知に該当すると判断し、この件をもってまず自治体の消費生活センターに電話で相談しました。
すると、消費生活センターの担当の方からショップに連絡を入れてくれた上で、もう一度ショップと直接話してみてほしいと言われました。
結果、アクセサリー代金、二人合わせて48000円は返金、お詫びとして充電器とSDカードはそのまま使用してくださいとの事でこちらも納得しました。
最後に私が伝えたい事
今回の不当なアクセサリーの押し売りは無効にする事はできましたが、恐らく私達を担当した営業スタッフは他のお客さんにも同じような手口を行っているのではと感じます。
私達のように不当な契約に対してハッキリと抗議できる方は一体どれぐらいいるでしょうか?
この記事を読んでいただいた方の知り合いやご両親、祖父母の方は大丈夫ですか?
不要なオプションやアクセサリーをつけられて月々の支払が高額になっていないでしょうか?
一度、確認したほうがいいかもしれません。
この様な押し売りや不当な契約はsoftbankだけで起こっているわけではないと思います。
二人合わせて10000円ぐらいで済むアクセサリーが48000円です。
不要なオプションは契約しない、していたら解約、機種変更時に頼んでいないモノをもってきたら価格を確認。
決して泣き寝入りする事のないようにしたいですね。