資産の資産価値の上昇に期待する
=キャピタルゲイン投資=インデックス投資
定期的に得られる配当金で生活をキャッシュブローを増やす
=インカムゲイン投資=高配当株投資
どちらがいいのでしょうか?
今回は、この二つの投資法について触れていきたいと思います。
インデックス投資か?高配当株投資か?
まず最初に、インデックス投資と高配当株投資の特徴について説明します。
その後、この二つの投資法について考察します。
インデックス投資と高配当株投資の違い
インデックス投資とは
・日経平均やダウ平均、TOPIXのような株価指数(インデックス)と同じ動きを目指す投資手法
・少額から分散投資でき、預金感覚で長期に渡って積み立てる
・税法上有利
・投資に詳しくなくても大丈夫
・インデックスファンドを選び、積立設定すれば基本ほったらかし
・老後資金など将来の資産形成向け
高配当株投資とは
・高い配当利回りによる配当金を目的とした投資手法
・日本個別株は100株からなので高い(一部証券会社で1株から購入可)
・基本的に自分で選んで都度買い付ける
・売り買いが多くなりがちで税金がかかる
・ある程度知識がないと危ない
・分散しようとするとお金がかかる(米国ETFは除く)
・配当金生活をしたい方向け
インデックス投資について考察
つみたてNISAをするにあたって人気なのがインデックス投資。
インデックス投資とは、手数料が割高なアクティブファンドよりも長期でみると優秀な成績を残してきた実績があります。
インデックス投資は「平均」的なリターンを狙う投資法ですが、資産運用をする上でこの「平均」上回る成績を残すのはかなり難しいのです。
アクティブ投資は「平均」よりも良い成績を残そうとするのでその分投資のプロが頑張るわけです。
頑張るわけだからそれだけ各種手数料も高くなるわけですが、この手数料分が足を引っ張り、結果的にインデックス投資に勝てないこともあるのです。
しかしインデックス投資は常に「平均」を目指しているので、手数料も安く、アクティブ投資よりも安定した成績を残しやすいのです。
また、少額から世界中の株式に投資できるのも魅力。
例えば「emaxis slim 全世界株式」という世界中の株式に分散投資するインデックスファンドに100円だけ投資したとしても、この100円で世界中の株式に投資したことになります。
また、インデックス投資では積み立てた投資信託は基本的にずっと持ち続けるので、株式の売却時にかかる税金が最終的に売るって時期までかからないので税法上も有利です。
あと、特別な知識も必要ないです。
預金感覚でインデックスファンドに毎月積立設定するだけでほったかしでオッケー。あとはファンドのプロが運用していきます。忘れてても20年後に思い出すぐらいで大丈夫。
ほったらかしでいいので、資産運用に時間をとられることもないです。
ただ、投資を楽しみたいという方にはつまらない投資法かもしれないです。
また、インデックス投資は積立したら基本的に売却はしない上、配当金もでないので日々の生活がよくなるということはありません。
高配当株投資について考察
預金感覚のインデックス投資と違い、保有しているだけで配当金が得られるのが高配当株投資になります。
配当金のみで生活って憧れますよね?
しかし、例えば毎月30万の配当金を得ようとすると、配当利回り5%の高配当株でも7000万分の高配当株を保有しなくてはなりません。
また、インデックス投資が初心者向けだとすれば、高配当株投資は中級者~上級者向けといえます。
米国の高配当ETF(私がやらかしたSPYD)などは1つで多数の企業に分散投資ができるのでそこまで知識は必要としないですが、個別株を1つ1つ購入するとなると、企業分析が必要になってくるので、ある程度知識がないと難しいです。
あと、まとまった資金を予めもっていてまとめてドカンと投資できる方はいいのですが、毎月のお給料がらコツコツ購入したいという方は手間がかかります。
日本の個別株だと常に企業分析を行わないといけないので時間をとられます。
また、企業業績が悪くなると減配(配当金が下がる)、更には無配(配当金がなくなる)することもありえますので、ほったらかしにもできません。
また、株価があがろうが下がろうが定期的に積み立てるインデックス投資のように定期的に積み立てるのもいいのですが、やはり今のように株価が暴落している時期などは買い付けるチャンスでもありますので、株価の動向は常に気にしなくてはなりません。
ですから、インデックス投資と比べると難しく、手間がかかる投資だと言えます。
しかし、高配当株の保有量が増えていくにつれ、配当金も増えていきますので、生活の質がどんどんよくなっていくのがわかるのが最大のメリットだと言えます。
毎月の携帯代が払えるようになり、毎月の光熱費が払えるようになり、毎月の食費が払えるようになり、毎月の家のローン・家賃が払えるようになり…最終的に経済的自由を手に入れることができたらゴールです。
最後に
・老後資金を預金感覚で備えたいならインデックス投資
・日々の生活をよくしたいなら高配当株投資
・結局お金あるならどっちもやろうぜ
投資はリスク許容度の範囲で、生活に支障をきたさないようにやりましょう。