万が一怪我や病気で手術、入院したときに入っていると安心な医療保険。
でもその医療保険、本当に必要でしょうか?
今回は固定費削減を銘打って、保険関係のお話をしていきたいと思います。
医療保険は必要なのか?
いきなり結論から申しますと、
医療保険は必要ない
と私は考えます。
今回は、私が実際に医療保険に入っていて、医療保険を使用してみて感じた事を実体験を元に解説していきたいと思います。
私が入っていた保険の内訳
もう解約したので細かい数字は覚えていませんが…
月々の保険料:3000円ぐらい
補償内容:
手術(日帰り手術OK)…20万円
入院(一日につき)…1万円
先進医療保障あり
こんな感じだったかと思います。
人生で初めての入院
時は2019年4月頃。
私は「鼠径ヘルニア(いわゆる脱腸)」で手術、入院しました。
当時34歳でしたが、34年生きてきて手術と入院をしたのは人生で初めてでした。
「医療保険入ってるし、手術と入院費用は大丈夫だな」
なんて思って、手術に対する不安は凄かったですが金銭面では特に心配していませんでした。
手術をして、入院していたのは5日ほどだったかと思います。
下半身麻酔をして患部を切開して手術をされたので、
「麻酔が切れてくるとちょっと痛いかも」
と、担当医の先生からは説明があったので、悶えてるところを他の入院患者さんに見られるのは嫌だなと思い、入院で使用する部屋は個室にしました。
ちょっとどころか痛すぎて身動きとれませんでしたが!
人生で初めて尿瓶を使うことにもなり、個室にしといてよかったと思いました。
手術・入院費用は?
手術費用…10万円ぐらい
差額ベッド代…2万5千円
その他…2万円ほど
合計…14万5千円
以外と安いな。これなら医療保険でお釣りがくるやん!ラッキー♪
と思っていたのですが、更に
高額療養費制度のおかげで約8万円を超えた手術費用やお薬代が後日返ってきました。
高額療養費制度について
高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、自己負担限度額を超えた分が、あとで払い戻される制度です。
自己負担限度額は、年齢や年収によって設定されています。
ということなので、実際にかかった費用というのは
10万5千円ぐらい
ということになりました。
あれ…?医療保険いる?
ここで私は感じたのは
「医療保険別になくてもよくない?」
ということでした。
今回の手術と入院で医療保険から支払われた保険金は
25万円
となりました。
手術だけだとしても20万円です。入院がなければ入院保障はないですし。
月々の保険料が3000円。
年間の保険料が3万6000円
手術による保険金20万を元を取るには
20万÷3万6000=5.5
つまり、
5年半に1回手術しないと損
ということになります。
裏を返せば
5年半に1回手術しないならは毎月3000円貯金してた方が得
ということにもなります。
しかも、手術したとしても年収にもよりますが、高額療養費制度があればかかる費用はせいぜい10万円弱ということを考えると、
手術がない期間が3年を超えた時点で医療保険は損
と、私は考えました。
私自身、35年生きてきて初めて手術しました。
職場の同僚や、家族親族をみてみても、3年に一回手術してる人なんてほぼいません。
以上のことから、医療保険は必要ないと考え、固定費削減の1つとして医療保険を解約しました。
医療保険が必要なケースもある
じゃあみんながみんな医療保険は必要ないのか?と考えるとそうは思いません。
例えば、これから子供を授かろうとしている奥さんは必要かなと考えます。
私の妻が妊娠中「重症妊娠悪阻」と診断され、2か月ほど産婦人科で入院していました。
何も食べていないのに嘔吐・吐き気を催していたので、病室は個室にしました。
妻も医療保険に入っていたので、毎日1万円、合計にして約60万円ほど保険金をいただくことができました。
差額ベッド代がいい値段だったのでこれは助かりましたね。
(私が料理できないので食費もかかりましたし笑)
妊娠するとうことは悪阻以外にも切迫早産などでも入院する可能性がありますし、出産の際に帝王切開になった場合は、医療保険から保険金がいただけるケーズがあります。
この妊娠・出産のケースのように「予め起こる可能性があるとわかっている」ような事象に対しての医療保険は有効だと考えます。
しかしながら、妊娠・出産以外で入院・手術する事が予めわかるケースはほとんどないと思います。
いつ起こるかわからない事象に対して医療保険をかけるのはもったいないと私は考えます。
ガン保険はいる?
3人に1人はガンになると言われています。
これは間違いないのですが、この統計は10代~80代の方のガン患者の統計です。
若い内はガン発症のリスクはかなり低く、高齢になるにつれて確率はあがります。
この3人に1人というのは主に高齢者の方が比率を押し上げています。
「3人に1人がガンに…」とうのは保険会社の上手いセールストークですが、私はこのセールストークにあえて乗っかっています。
すべての世代をトータルしても3人に1人ということは、高齢者だけで計算すれば更に比率があがることになります。
更に、医療保険と比べてガン保険は月々の保険料が割安の割に保障が手厚いです。
私の入っているガン保険の内訳
保険料…月々2000円
補償…ガンと診断された時点で120万円(皮膚がんだと60万)
と、シンプルな内容となっていますが、コスパは割といいと感じています。
年間の保険料が2万4000円なので、元をとるには
120万÷2万4000円=50年(皮膚がんなら25年)
ガン保険に入って10年ほどで、現在35歳。つまり
75歳までにガンにかかれば元がとれる
さっき医療保険はもったいないって言ったやん!っていわれそうですが、なんとなくですが私ガンにはなりそうな気がするんですよね笑
75歳となるとガンの発症率は結構高い確率になっていると思うので、ガン保険に関しては私は継続していこうと考えています。
最後に
固定費を削減するということで、今回は医療保険にスポットをあててみました。
月々3000円、年間で3万6千円、10年で36万円…そう考えるとかなりの大金を節約できることになります。
必要のない出費はできるだけ削減し、私は浮いたお金は資産運用に回しています。
掛け捨てでなくなるお金だったはずがお金を生み出すようになるわけですから、お得です!
みなさんも保険の見直し、考えてみてください。

