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過失割合で有利に立つ!ドライブレコーダーを装着するメリット

皆さん、愛車にドライブレコーダーは装着していますでしょうか?

会社の駐車場に車を止めた際に、パッと他の車のフロント部分を見てみると、ドライブレコーダーを装着している車は思ったより少ない印象です。

自分はルールに従って安全運転をしているのにも関わらず、不用心なドライバーによってある日突然事故に巻き込まれる事があります。

そんな時に、あなたをサポートしてくれるのがドライブレコーダーです。

 

過失割合で有利に立つ!ドライブレコーダーを装着するメリット

車同士の事故はいつ起こるかわかりません。

事故が起きた時、相手側に明らかな過失がある場合に、相手が素直に自分の過失を認めたらいいですが、言いがかりをつけて自分の過失を認めない人も中にはいます。

そんな時、目撃者がいればいいですが、目撃者がいない場合はどちらに過失があるか自分で証明しなくてはなりません。

 

過失割合とは?

過失割合とは、事故が発生した時にどちらがどの程度悪いかを示すものです。

その割合によって事故による物的損害と、人的損害の補償かかる費用の金額が変わってきます。

例えば、こちら側が3、相手側が7、過失割合が3:7で、物的損害と人的損害の総額が100万円の場合、こちらの負担費用は30万、相手側の負担費用は70万となります。

この過失割合は事故の状況から当事者同士、あるいは加入している保険会社との話し合いによって決められます。

その際に参考になるのが警察による物件事故報告書や実況見分調書になるのですが、この書類は警察が実際に現場を見て判断した事と、双方の言い分を元に作成されるので、過失割合で相手と争う事になった時に自分に有利に働くとは限りません。

 

ドライブレコーダーがない場合

こちらが走行中に相手が中央線をはみ出してきて正面衝突しました。

この場合、中央線をはみ出した相手側が明らかに悪いとなりますが、もし相手側が

「中央線をはみ出していたのはお前だろ!」

なんて言ってきたら、こちらは自分は中央線をはみだしていない事を証明しなくてはなりません。

目撃者がいなかった場合、証明できるでしょうか?

状況によっては警察の実況見分でも判断が難しくなるかもしれません。

証明できなければ、過失割合でこちらが損する結果にもなりかねません。

 

ドライブレコーダーがある場合

上記のような明らかに相手側が悪い事故が発生した場合、ドライブレコーダーがあればその事故の瞬間はばっちり撮影されていますので、どちらが中央線をはみだしていたか事故当時の映像を見れば一目瞭然なわけです。

このドライブレコーダーの映像の記録は過失割合を決める際に非常に有力な情報となります。

こちらも動いている場合、過失割合が0になることはないそうですが、損することはないでしょう。

そもそもこちらにドライブレコーダーがあるとわかった時点で、相手側は変ないいがかりは言ってこないかもしれません。

無駄な言い争いをせず、スムーズに話が勧められるでしょう。

 

当たり屋にも有効

車にわざとぶつかってきて怪我をしたと騒ぎ立て、慰謝料を要求してくるおかしな人もまれにいます。

この場合も目撃者やドライブレコーダーがない場合、この当たり屋を当たり屋と証明する事が難しいです。

結果として高額な慰謝料をとられる可能性があります。

ドライブレコーダーがあれば、この事態も防ぐことができるでしょう。

 

様々な機能を持つドライブレコーダー

ドライブレコーダーは近年のあおり運転などの事例をうけて需要が高まっており、今では様々な機能を持つのドライブレコーダーが販売されています。

後方監視

あおり運転対策として、後方監視付きのドライブレコーダーも比較的安価になってきました。

しかし、一台で後方も見れるドライブレコーダーならいいのですが、前方と後方に1つずつとりつけるタイプもあり、このタイプの場合、後方監視用のカメラの取り付けが個人でやるには配線等の取り回しが非常に面倒です。

360度監視

現在では一台で360度全方位を監視できる高性能なドライブレコーダーも販売されています。

この360度のタイプは前後はもちろん、側面からの事故も捉えてくれるので便利なのですが、価額が非常に高価なのが特徴です。

駐車監視

車が被害を受けるのは運転中だけではありません。

駐車場に駐車中に当て逃げされたり、車上荒らしやイタズラされたりする事もあります。

駐車監視機能がついているドライブレコーダーは、駐車中に車の回りで動くモノを検知すると録画を開始するというモノで、当て逃げや車上荒らしの犯人の特定に有効です。

しかし、駐車監視機能付きのドライブレコーダーは車が停止中も電力を供給し続ける必要があります。

ドライブレコーダー自体にも内蔵電池によってある程度電力供給がなくても大丈夫ですが、駐車時間が長いと車のバッテリーが消耗してしまう可能性があります。

場合によっては駐車監視の機能をオフにする必要もでてきます。

 

悩むなら前方監視だけでもつけるべき

上記のように、ドライブレコーダーには様々な機能が搭載されたモノが販売されていますが、機能が増えればそれだけお値段も高額になります。

ドライブレコーダーつけたいけど高額なのはちょっと…

という方は前方監視だけでもつけておく事をオススメします。

前方監視だけなら金額もそれほど高くありません。

ただし、解像度や画素数はそれなりに高いモノ(200万画素のフルHD)、撮影角度は少なくとも水平(左右)120度以上、垂直(上下)70度以上の広角のモノをオススメします。

オススメのドライブレコーダーはコムテック製かケンウッド製です。



あまり安すぎるのは壊れやすいので注意が必要です。

実際私は初めて購入したドラレコが数千円の安価なモノだったのですが、夏場の車内の厚さに耐え切れず、一年とせずに故障してしまいました…。

説明書をみると

「夏季の車内が高温になる場合はドライブレコーダーは取り外してください」

とありました。そんな馬鹿な…汗

また、前方監視だけだと側面や後方から追突された時に映像が記録できないですが、ドライブレコーダーに実際に追突された映像が残っていなかったとしても、道路上を道交法を守って正しく運転している映像が記録されていれば、こちらに過失がない事の証明にはなるかと思います。

あおり運転に関しては実際に被害をうけている映像がどうしても欲しくなるところですが、最近あおり運転で逮捕者がでた事もあり、これからあおり運転の被害は減少していくのかなと個人的には思います。

さかっと
さかっと
もし同乗者がいればあおり運転に関しては同乗者にスマホで撮影してもらえばおっけー

 

ドライブレコーダーの取付

ドライブレコーダーの取付はディーラーなどに頼むと工賃がとられますが、取り付け自体は簡単なので自分でする事をオススメします。

  1. 車両のシガーソケットにシガープラグコードを差し込む
  2. エンジン始動、日時を設定する
  3. 適切な位置にドライブレコーダーを取り付ける
  4. 動作確認をする
  5. コードを運転の妨害にならない位置に固定する

上部のコードはフロントガラスと上部の間にスキマがあるので(矢印の位置)そこに押し込むとコードが見えなくてスッキリします。

横のフレームに添わせる感じでコードを固定すると視界の妨げになりません。

この位置も扉を閉めてしまえば目立ちません。

足元も足を延ばした時にひっかからないような位置に固定します。

コードの固定にはコチラを使っています。

最後に

ドライブレコーダーを装着している事で、事故に巻き込まれた際に相手の過失を映像によって証明し、金銭的負担を抑える事ができるだけでなく、証拠がない為に言いがかりをつけられ、精神的負担を受ける可能性も抑えることができるかと思います。

まだドライブレコーダーを導入されていない方は、いつ起こるかわからない事故に備えて導入する事をオススメします。